グーテンベルクの銀河系

グーテンベルクの銀河系

Tatsuya Hirohata + Kouta Omori
Ország Japán
Nyelv JA
Epizódok 24
Legutóbbi 30.07.2026

編集者の廣畑達也と本屋の大森皓太が、読書の魅力や難しさについて語り合う番組です。本と本、本と人とのつながりをテーマに、さまざまな話題が展開されます。二人の仕事を通じて多くの本が登場し、リスナー自身の読書の星座の一部になることを目指しています。

Epizódok

  • 編集者も、書くんだ。──「人間の自己は、語彙の使用によって創造される」 30.07.2026 43p
    スズキナオさん発明「ダンボーリング」に編集者として衝撃をうけた廣畑が最近ガツンとやられた本から話題はスタートし、前々回から続く文章論は佳境に。自分と社会のつながりを見つけられないなかで、どうすれば繋ぎ直せるだろうか。その一つの星座が描けた回になりました。*朱喜哲さんとのトークイベントのご案内https://basebookstalk005.peatix.com/<今回の星座本>伊藤紺『わたしのなかの巨大な星』(ポプラ社)若林恵・畑中章宏『『忘れられた日本人』をひらく』(黒鳥社)軸原ヨウスケ・中村裕太『アウト・オブ・民藝』(誠光社)朱喜哲『バラバラな世界で共に生きる』(NHK出版新書)
  • 主人公に憧れなおす──「私」への回帰 23.07.2026 32p
    前回に引き続きスズキナオさんの新刊の話題から。空の段ボールを四人で運ぶというエッセイから火がついて、文字通りのコンテンツ論へつながりました。そして、大人になるにつれて失ってしまうあるものをに出逢い直そうとしているのではないかという示唆もでてきて、懐かしの少年漫画の話など広がっていきました。ちなみに『ナルト』を再読していて、いいなと思う場面はもっぱらラーメン一楽の場面です。*今回の星座本スズキナオ『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』(太田出版)勅使河原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)宮野真生子・磯野真穂『急に具合が悪くなる』(晶文社)かまど・みくのしん『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(大和書房)高橋留美子『らんま1/2』(小学館)藤田和日郎『うしおととら』(小学館)岸本斉史『NARUTO』(集英社)荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)車田正美『聖闘士星矢』(集英社)浦沢直樹『MASTERキートン』(小学館)
  • いい文章ってなに?──トンカツ的文章とおしんこ的文章 16.07.2026 39p
    すっかり暑くなって、夏です。暑い日には揚げ物を食べたくもなり、漬物であっさりといきたくもなります。文章にも揚げ物と漬物があるなと思い、今回は「トンカツ」と「おしんこ」という対比からいい文章について話し合いました。AIによってトンカツ定食からおしんこがなくなる未来もあるかもしれません。しかし、トンカツ定食はおしんこが支えている。何の話やらと思われるかもしれませんが、いつも以上にちゃんと本の話です。ご賞味ください。*今回の星座本村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』(新潮文庫)辻村深月『ファイア・ドーム』(小学館)梨木香歩『ピスタチオ』(ちくま文庫)スズキナオ『深夜高速バスに100回くらい乗ってわかったこと 増補新版』『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』(太田出版)
  • AIにできないことを探す──「千鳥足で歩く」 25.06.2026 37p
    AIについていけない大森。いや、ついていこうという心持ちもなく、なんだか時代に取り残されているなぁと感じる日々です。みなさんは使いこなしていますか。出版にもAIはやってきていて、人が書くこと、読むことの意味ってなんだろうなとか思ったりも。序盤に出版が保守主義だとかブロック経済だとか喩えてみましたが、Amazonがやってきたときも黒船来航に喩えられていましたね。そんななかで、出版業界にも武士がいました。日本刀を振り回して、大砲に立ち向かう。その姿をみて、自分も刃を研ぎ澄まさなければと思うのでした。めざせ、AIとの二刀流。ということで、台風にお気をつけください。
  • 寿司を食べながら本を100冊選ぶ──「あの本の中には魂がある」 18.06.2026 35p
    先日、日本のロングセラーを100冊選ぶ座談会に参加してきました。「ロングセラー」いい響きですね。今回は、そんな関係者全員もれなく嬉しいロングセラーについて、どんな本がロングセラーなのか話してみました。そのなかで「世の中の潮目を変える」「今も人を行動に駆り立てる」という廣畑さんの言葉はロングセラーになるうえで欠かせない要素だなと思いました。そういう本は、どこの本屋でも置かれて、それが長く売れ続けることにつながっていきます。ロングセラーからロングライフへ。ぜひそういう本を見つけてみてください。*今回の星座本養老孟司『バカの壁』(新潮新書)エーリッヒ・フロム『愛するということ』(紀伊国屋書店)西村佳哲『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)宮地尚子『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)國分功一郎『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』(新潮文庫)ナカムラケンタ『生きるように働く』(ミシマ社)ドラッカーの著作山本秀樹『世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ』(ダイヤモンド社)ドネラ・H・メドウズ『世界はシステムで動く』(英治出版)『本の雑誌517号2026年7月号』
  • その企画、なんか意味あるんすか?──「人の数だけ本の可能性はある」 11.06.2026 34p
    中世から現世に戻ってきました。願わくばまだまだ室町時代にいたかったのですが、そうはいっても現実は現実で動いていて、この往還がいまだに慣れないです。なかなか本の世界にどっぷりというのは難しいですよね。さて、今回は企画の話になりました。というのも現実どっぷりの廣畑さんが企画に溢れているとのことで、どうやって企画を立てたり進めたりしているのだろうと気になったのです。廣畑さんの企画の根本には「書き手の人たちを応援する」「本が誰かの役に立つかもしれない」という善性があり、「その企画はなにか意味があるのか」と常に疑う自分(大森)の底意地の悪さが浮き彫りになり、反省しております。*今回の星座本垣根涼介『極楽征夷大将軍』(文春文庫)高家正行『いい経営者は「いい経営」ができるのか』(海士の風)松井優征『逃げ上手の若君』(集英社)山口周・深井龍之介『人文知は武器になる』(文春新書)
  • 拭き心地のいい葉っぱ、死に心地のいい葬儀──リジェネラティブな世界 21.05.2026 34p
    更新をサボっていました。すっかり暑くなりました。初夏です。さて、みなさんは普段どれくらい排泄物について考えていますか。お気に入りの葉っぱはありますか。どんな死に方をしたいですか。まぁ、普通考えないですよね。でも、そんな普段は考えないことを考えさせてくれるのが本というもので、本も土から生まれてきたものだと思えば、土の大事さが身に染みてきます。今回は何かの終わりについて、本と言葉を交わしました。<星座本>高橋繁行『日本の自然葬』(講談社)greenz.jp『リジェネラティブデザイン』(英治出版)井沢正名『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)井沢正名『葉っぱのぐそをはじめよう』(山と渓谷社)嶋田奈穂子『看取られる神社』(あいり出版)渡邉悟史『生き物の死なせ方』(ナカニシヤ出版)
  • 勝ち負けではない歴史の世界──「真実はいつもひとつ?」 23.04.2026 28p
    前回に続いて、戦国時代の話です。今回は清水克行『戦国大名と分国法』からアッシリアにいったり、伽耶にいったり、歴史を旅しました。記録が残っていることのありがたさが沁み、残していくことの意義があらわれたと思います。人と法が身近になる新書の世界をお楽しみください。*今回の星座本清水克行『戦国大名と分国法』(岩波新書)山田重郎『アッシリア 人類最古の帝国』(ちくま新書)仁藤敦史『加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか』(中公新書)
  • 春は足利。やうやう弱くなりゆく将軍──「いつのまにか競馬場に立たされている」 09.04.2026 34p
    毎年春はなんとなく不調。そんな話からなぜ春は調子が狂うのか、本屋にならぶ「一流」の文字から話が盛り上がりました。いつのまにか競走馬にさせられて、競馬場に立たされている我々。そもそもG1なんか目指していたのか、いやそんなわけはない、自分のペースを掴む方が大事だ、と人生について考える深めの回にもなりました。最後には新社会人に向けて、おすすめの本を紹介しましたが、本当におすすめなので、ぜひ読んでみてください。
  • いつまで本屋の話をしているのか──「今回いいな〜しか言ってない」 02.04.2026 32p
    本屋巡りの話、続編です。今回は東京を離れて、群馬、神奈川の本屋をめぐりました。最近できたところ、ずっといってみたかったところ、それぞれの本屋に味があって、買いたくなる本がたくさんありました。知らない本屋、知らない本がまだまだたくさんありますね。それが本屋巡りの醍醐味かもしれません。みなさんもぜひ。
  • どの本屋がすごいのか──「みんな大好き本屋巡りの話」 19.03.2026 27p
    車という移動手段を手に入れたことにより、行動範囲が桁違いに拡がりました。これは非常に危険です。行きたい本屋にいけるということは、本ももれなく買ってしまうということで出費が半端ではありません。それにいい本屋ではたくさん買ってしまいますから、もう止める手立てがありません。ほどほどに気をつけましょう、といいながら、本屋を巡った話です。大森が個人的にすごいと思っている二つの本屋について廣畑さんと話しました。それぞれの本屋の何がすごいのか説明していたら、他の本屋を紹介する時間がなくなっていました。次回もお楽しみにしてください。
  • どれだけ本で儲けられるか──「いや〜、景気がいいなぁ!」 12.03.2026 29p
    ひさびさの更新になりました。この間、いろいろありました。まず『本をひらく』が無事に刊行されました。ということで今回は刊行直後の動きを中心に大森の本の売り方を深掘りする回です。廣畑さんはいつも「健全な野心をもっている」と大森のことを評してくれますが、「健全な野心」とは何なのか、どうすれば景気のいい話ができるのか、かなり実践的なトークにもなりましたので、ぜひみなさんも景気よくなってください。
  • ほんとうに言語化したいのか──「お金は手紙ですね」 19.02.2026 33p
    たびたび話題にあがっている往復書簡『本をひらく』がついに完成しまして、発売になります。往復書簡というフォーマットにどんな魅力があるのか。一人で書く場合とどう違うのか。全然違うんですよね。往復書簡に限らず、誰かとのコミュニケーションでは一人では出てこない言葉が引き出されます。そうした言葉に出会ったとき嬉しくなります。言語コミュニケーションの醍醐味だと思います。一方で、「言語化」という言葉が流布しているように、言葉にしなければならないという圧も生まれています。往復書簡で言葉が生まれる現場と「言語化」はどう違うのか、具体的に話しています。今回の星座杉江由次・大森皓太『本をひらく』(4B)伊原康隆・藤原辰史『学ぶとは』(ミシマ社)岩野卓二『返さない借り つながる贈与』(朝日新聞出版)
  • なにが人を人間にするのだろうか──「時間感覚が違うから間が生まれる」 12.02.2026 29p
    今回はいろんなところに飛びました。最初はエストニアから、そして北軽井沢に飛び、最後はブルデューまで。最近「間」に関心があります。「人間」「時間」「空間」。間の中で生きています。だから、間とはうまく付き合っていかないといけないのですが、それが難しくなっているんですよね。けれど、立ち現れた「間」を無理矢理にないものにしようとすると、余裕がなくなってきて、人間らしさを失っていきます。人間であるために、どう間と向き合えばいいのか。そんなことを話したような気がします。今回の星座孫泰蔵・小島健志『つまらなくない未来』(ダイヤモンド社)梨木香歩『エストニア紀行』(新潮文庫)梨木香歩『渡りの足跡』(新潮文庫)梨木香歩『炉辺の風おと』(毎日文庫)レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(新潮社)きたやまおさむ『「むなしさ」の味わい方』(岩波新書)ピエール・ブルデュー『資本主義のハビトゥス』(藤原書店)
  • 爆速の本作り──「本を作るのは楽しい」 05.02.2026 28p
    大森が本を作っています。出版社の方と往復書簡をしていて、『本をひらく』という書名で2月21日に刊行します。普段は本を売ってばかりなので、作るのは新鮮で楽しいです。なにかを生み出すことにしかない愉しみがあります。そして、誰かを何かを生み出しているということも、それを後押ししてくれます。ああでもない、こうでもないと言いながら、本を形作っています。装丁、組版、タイトル、価格、刷り部数。決めることが多くて大変だけれど、楽しいんですよね。今回は、本作りの具体的なところを語り合いました、というよりも本職の廣畑さんに聞いてもらいました。先日入稿も終えて、あとは出来上がるのを待つだけです。下記リンク先にて、書影や目次、「はじめに」などを公開していますので、ご興味のある方は覗いてみてください。https://note.com/4books/n/n109f35acb823ご予約も承っております!https://unite-books.shop/items/698319c1c5d1bb399366f3d0
  • どうしたら続けられるのか──「修行10年長いとみるか、短いとみるか」 29.01.2026 29p
    前回に引き続き、習慣の話です。どうすれば習慣にできるのかを起点に、物事に取り組むときの姿勢について語り合いました。なにかに習熟しようとするとある程度の期間が必要にはなりますが、そのときに大事なのは対象の習慣化を目的にしないことではないか。その先に自分がなにを成したいのか、どうなりたいのかをイメージして、そのための手段をいくつも作って行くことこそ習慣化ではないのかと結構深い話になったような気がします。なりたい自分に向けて、とりあえず続けてみる。そしてそれに固執せずに、柔軟に複線化していく。いろんな自分へとつながる道が広がるヒントがここにもありました。10年後、どんな自分でありたいですか?
  • なぜ忙しいのか──「手帳の白さは自由を表している」 22.01.2026 29p
    心を亡くすと書いて「忙」しいとよく言われますが、新年はなぜかとても忙しくしていました。その要因に手帳があるのではないかと大森は考えました。というのも、今年から手帳をつけ始めまして、それでスケジュールが埋まっているとどうにも忙しいような気がしてくるのです。忙しくしたいわけではないのに、埋まっていないと不安になる。それはなぜだ、そもそも人はいつから時間を管理するようになったのか、と手帳からいろいろ話し合ってみました。そして、手帳の付け方も人それぞれです。大森は手帳になにを書いているのか、なぜ廣畑は手帳を続けられないのか。手帳談話をお楽しみください。
  • 本屋の深い悩み──「本が好きなんですね」 15.01.2026 29p
    本屋という肩書きにしっくりこないまま本屋をしていた大森。そんなときに『「be」の肩書き[完全版]』(兼松佳宏著、英治出版)という本がでました。なにを隠そう、廣畑さんが担当された本です。ということで今回は肩書きについて話しました。肩書きには一般的なイメージが付き纏ってきますが、それがコミュニケーションの障害になることが結構あります。あるいは肩書きの方に飲み込まれてしまうことも。どうやったら自分のしっくりくる肩書きを見つけられるのか、というのはぜひ『「be」の肩書き』を読んでいただきたいところですが、本屋の場合も例に漏れず「本屋=本が好き」というイメージがついてまわり、そこから始まるコミュニケーションが難しいなと思っていました。本っていろんな種類があって、好きといっても好みが分かれてしまいますから。本を読む人なら経験したことがあるであろうこの難問、みなさんはどうしていますか?
  • いかに棚を作るか──「リングに溢れた汗を掃除しているマインドです」 08.01.2026 31p
    30代になり、若くなくなったと感じる大森。20代と何が変わったのかという話から、店の棚づくりの話題に。鴨葱書店は比較的客層が若いのですが、なぜ若い人が訪れるのか。店づくりにおいて、何を意識しているのか。どこに面白さを感じているのか。話しているうちに、20代をリングで拳を振るっていた大森は、30代になってリングの清掃員になっていることに気がつきました。清掃員からの景色もいいものです。
  • うまくない日記を書く──「起床時間だけは全部わかります」 01.01.2026 31p
    あけましておめでとうございます。先月、手帳をいただいたのですが、その手帳が馬の柄でなぜなのだろうとずっと疑問に思っていたのですが、今年は午年で、そういうことかと腑に落ちました。今回は昨年の変化を振り返りながら、日記の話になりました。そう、大森は1年間日記をつけることに成功したのです。30歳にしてようやくこの偉業をなしとげました。日記をつけているとどんないいことがあるのか、読書にもつながってくる、書くことのハードルについて語り合いました。まずは手帳を買いましょう。

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